農業・産業2026年5月約5分

農業産出額ランキングから見える日本の食の未来——北海道1強と地方農業の可能性

#農業#北海道#食料安全保障#産業
北海道1兆2480億円は2位鹿児島の5.7倍。しかし農業従事者の高齢化・後継者不足は深刻だ。都道府県別データから日本農業の現在地と未来を読む。

農林水産省の農業産出額データ(2022年)によると、北海道の産出額は1兆2480億円で全国断トツの1位だ。2位の鹿児島県(2178億円)との差は5.7倍、全国の農業産出額の約13%を北海道1県が担っている。

都道府県別の特色

2位鹿児島は畜産が強く、豚・鶏・黒毛和牛が主力。3位茨城は首都圏への近さを活かした野菜生産が盛んだ。4位千葉も首都圏農業の代表格。5位熊本は農業産出額上位と温泉の両立で知られる。

東京都の228億円は全国最低だが、都市農業として練馬大根など独自の取り組みもある。

北海道の強みと弱み

北海道が強い理由は面積・大規模経営・多品目生産の三拍子がそろっているからだ。酪農・小麦・じゃがいも・玉ねぎ・てんさい(砂糖大根)など、どれか一品ではなく総合力が高い。

しかし課題もある。農業従事者の高齢化が深刻で、後継者不足が慢性化している。また冬の厳しさによる生産期間の制約や、農地の集約化が進む一方で地域集落が維持できなくなるリスクもある。

食料安全保障という視点

日本の食料自給率はカロリーベースで約38%と先進国の中で極めて低い。その中で北海道は食料自給率200%超を誇る。国際情勢が不安定な時代に、農業生産力は安全保障の問題でもある。都道府県別の農業産出額を知ることは、日本の食を誰が・どこで支えているかを理解する第一歩だ。

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📊 データ出典:記事内のデータは政府統計(厚生労働省・総務省・国土交通省等)をもとにしています。

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