社会保障2026年5月約5分
介護保険料は老後のコスト——大阪7200円vs富山5600円、月1600円の差が生む格差
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65歳以上が支払う介護保険料(第1号被保険者)は大阪府7200円・東京都6800円に対し富山県5600円と差がある。老後の生活コストを左右する見えない格差。
厚生労働省「介護保険事業状況報告」(2022年度)によると、65歳以上が支払う介護保険料(月額・第1号被保険者)は大阪府7200円が全国最高水準で、富山県5600円は全国でも低い水準にある。差額は月1600円、年間19200円だ。
なぜ地域差があるのか
介護保険料は各市区町村が設定する。高齢化が進んでいる・介護サービス利用者が多い・介護施設が充実しているほど保険料は高くなる。
大阪・東京で高い理由は、介護サービスの利用率が高く、施設整備コストが高い(地価)ことが影響している。富山は持ち家率が高く3世代同居が多いため、介護施設に頼らない在宅介護が多く、保険料が抑制されている面がある。
老後の生活費に与える影響
介護保険料は老後の固定費として重くのしかかる。月1600円の差は一見小さいが、65歳から85歳までの20年間では38.4万円の差になる。年金収入が限られる老後においてこの差は小さくない。
加えて介護保険料は一人暮らしか夫婦かによっても負担感が変わる。単身高齢者が多い都市部では一人で全額負担しなければならない。
介護保険料は今後上がり続ける
高齢化の進行により介護サービスへの需要は増え続けており、介護保険料は全国的に上昇傾向にある。2006年の全国平均4090円から2022年には6014円と約1.5倍になった。老後の住む場所を選ぶ際に、介護保険料も考慮する視点が今後重要になってくる。
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📊 データ出典:記事内のデータは政府統計(厚生労働省・総務省・国土交通省等)をもとにしています。
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