経済2026年6月約4分

通勤時間58分——埼玉県民は年間480時間を電車で消耗している

#通勤時間#埼玉#格差#ワークライフバランス
埼玉県の平均通勤時間は片道58分で全国1位。年間250日換算で約480時間。山形22分との差が生む「見えない格差」とは何か。

埼玉県民の平均通勤時間は片道58分で全国1位。神奈川54分、千葉52分と首都圏が上位を独占する一方、山形・島根・高知は22〜24分と最短水準だ。

年間480時間という「見えないコスト」

年間250日出勤するとして、埼玉県民は約480時間を通勤に費やしている計算になる。これは丸々20日分——1ヶ月の稼働日数に相当する。しかもこの時間、基本的には「何も生まれない」。睡眠時間を削り、家族との時間を削り、趣味の時間を削って捻出している時間だ。

東京との所得差は見かけより小さい

東京都と埼玉県の1人あたり県民所得の差は約150万円ほどある。しかし通勤時間を「時給換算」すると、その差はじわじわと縮まる。さらに定期代・飲食費・疲労による医療費など、見えにくいコストも積み上がる。「東京の給与で埼玉に住む」という選択が本当にお得かどうか、データは少し複雑な答えを示している。

リモートワークが「格差」を変えた

コロナ禍以降、通勤時間の価値観は大きく変わった。同じ仕事を通勤なしでできるなら、埼玉在住者と東京在住者の実質的な格差は一気に縮まる。「通勤地獄」という言葉が死語になる日は、遠くないかもしれない。

山形22分と埼玉58分の差である2.6倍——この数字が示す生活の違いを、一度じっくり想像してみてほしい。

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📊 データ出典:記事内のデータは政府統計(厚生労働省・総務省・国土交通省等)をもとにしています。

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