経済2026年5月約5分
東京と青森の所得差247万円——でも「豊かさ」は逆転するかもしれない
#所得格差#東京#移住#物価
県民所得は東京485万円・青森238万円で差は247万円。しかし家賃・物価・通勤時間を考慮すると、実質的な豊かさの差は意外と小さい。
内閣府の県民経済計算(2021年度)によると、1人あたり県民所得は東京都485万円・青森県238万円で、その差は247万円にのぼる。しかしこの数字だけで「東京の方が豊か」と断言できるだろうか。
見えないコスト——家賃と通勤時間
東京の生活費は地方より大幅に高い。特に家賃の差は大きく、東京都心の1LDKと青森の1LDKでは月額10万円以上の差があることも珍しくない。年間差にすると120万円超だ。
通勤時間も見えないコストとして効いてくる。東京都民の平均通勤時間は片道48分。年間250日・往復2時間とすると、年間500時間を通勤に費やしている計算になる。この「時間コスト」は給料には現れない。
リモートワークが変えた方程式
近年、リモートワークの普及により「東京の仕事をしながら地方に住む」という選択肢が現実的になってきた。東京水準の収入を得ながら青森の物価で生活できれば、実質的な豊かさは都内より高くなる可能性がある。
格差の背景には産業構造・教育機会・インフラ整備の差という構造的問題がある。しかし「高収入=豊かさ」という単純な図式が崩れつつあるのも事実だ。
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