教育・子育て2026年6月約4分
東京72%、秋田34%——大学進学率の格差が生む「人材の一方通行」
#大学進学率#教育格差#人口流出#地方
東京都の大学進学率72.4%に対し秋田県は34%。この38ポイント差が地方の人口流出と経済格差を構造的に生み出している。
東京都の大学進学率は72.4%で全国最高。対する秋田県・山形県は34〜35%台と全国最低水準だ。この38ポイント差が、日本の人口構造に静かな影響を与えている。
進学率と所得の「鶏と卵」
大学進学率の高い都道府県ほど、1人あたりの県民所得も高い傾向がある。高所得だから進学できるのか、進学するから高所得になるのか。おそらく両方が絡み合っているが、いずれにせよ「教育格差=経済格差」の構造は、データからはっきり見えてくる。
地方から都市への「人材輸送」
秋田で育ち、東京の大学に進学し、そのまま東京で就職する——このルートを辿る人が多いほど、地方の人口は減り、都市の人口は増える。大学進学率の格差は、単なる教育の問題ではなく、地方消滅論とも直結している。
「地元で大学」という選択肢の可能性
一方、地方大学の充実や奨学金制度の整備、テレワーク普及による地方移住増加が、この構造を少しずつ変えているかもしれない。72%と34%という数字の背景には、受験競争だけでなく、家庭の経済状況・高校の進路指導・地域の産業構造まで、複雑な物語が詰まっている。
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