住宅・不動産2026年5月約5分
富山県の持ち家率が日本一の理由——「嫁入り道具より家」の文化
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富山県の持ち家率76.8%は全国最高。地価の安さ・積雪文化・「親が家を建てる」という慣習が組み合わさって生まれた、全国最高水準の持ち家社会。
富山県の持ち家率は76.8%で全国最高だ。全国平均61.0%と比べると約16ポイント高く、最低の沖縄県42.8%とは34ポイントもの差がある。
地価の安さと「嫁入り道具より家」の文化
富山県は土地が安い。平野部が広く農地転用がしやすいため、広い土地に大きな家を建てることが可能だ。また「結婚したら親が家を建ててあげる」という文化が根付いている地域がある。親世代が子世代のために土地や家を用意する慣習が持ち家率を押し上げている。
積雪地帯の家づくりと製造業の安定雇用
富山は雪が多い地域で、雪に耐える頑丈な家を建てる必要がある。また製造業が盛んで安定した雇用があり、住宅ローンを組みやすい経済環境がある。生活保護率が全国最低(3.2人/千人)であることからもわかるように、経済的に安定した家庭が多い。
持ち家率と離婚率の相関
興味深いのは、富山県の離婚率も全国最低水準(1.06件)であることだ。持ち家を共有していることが夫婦の経済的結びつきを強め、離婚を抑制する一因になっている可能性がある。「持ち家」は単なる住まいではなく、家族の絆を形成する装置でもある。
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