住宅・不動産2026年5月約5分

山梨の空き家21.3%は「別荘地の放置」——空き家問題の二つの顔

#空き家#山梨#別荘#地方移住
山梨県の空き家率21.3%は全国2位だが、その中身は「別荘地の放置」と「過疎化による空き家」が混在する。空き家問題の種類によって対策は全く異なる。

総務省「住宅・土地統計調査」(2023年)によると空き家率は秋田21.7%・山梨21.3%・和歌山21.2%が全国上位だ。しかし同じ「空き家21%」でも、その中身は全く異なる。

山梨の空き家——別荘地の放置

山梨県の高い空き家率の特徴は、別荘地の放置が大きな割合を占めることだ。高度成長期〜バブル期に富士山麓・八ヶ岳周辺に大量に建設されたリゾート別荘が、所有者の高齢化・経済的事情などで管理されないまま放置されている。

別荘の空き家は通常の「居住用空き家」と性質が異なる。もともと定住を目的としていないため、移住者を受け入れる「空き家バンク」の対象になりにくい。解体費用が土地の価値を上回るケースも多い。

秋田の空き家——過疎化の結果

一方、秋田県の高い空き家率は人口流出・過疎化の結果だ。若者が都市に出て行き、高齢者が亡くなると誰も住まなくなる。こちらは移住希望者への提供・農地との一体的な活用という方向で対策が進めやすい。

空き家バンクで変わり始めた地域

各地の空き家バンク(自治体が運営する空き家と移住希望者のマッチングサービス)を通じて、格安で古民家を手に入れる移住者が増えている。100万円以下の物件も珍しくなく、東京での家賃と比較すれば数年で元が取れる計算になる。空き家問題は課題であると同時に、地方への移住を促進する資源でもある。

💡 空き家率は最高秋田・最低埼玉で約2.1倍の差。持ち家なら火災保険の見直しで保険料が下がることも。比較は無料です。

📊 データ出典:記事内のデータは政府統計(厚生労働省・総務省・国土交通省等)をもとにしています。

📎 リンクフリー:出典(日本のいろんな統計マップ)を明記いただければ、記事・データの引用・転載は自由です。

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