30代男性の未婚率51.8%——データが示す「結婚しない日本」の実態
総務省「国勢調査」(2020年)によると、30〜39歳男性の未婚率は全国平均51.8%だ。30年前の1990年は32.6%だったから、約30年で20ポイント近く上昇したことになる。東京都は52.8%と30代男性の半数以上が未婚だ。
年代・男女別の差
20代男性の未婚率は全国平均で約78%と高いが、これは「まだ若い」という要素が大きい。問題は30代・40代の未婚率だ。30代女性の未婚率は38.4%(全国平均)、40代男性は28.4%、40代女性は20.2%と、かつては「結婚していて当然」の年代でも未婚が標準になりつつある。
地域差はなぜ生まれるか
未婚率に最も差が出るのが都市と地方の差だ。東京の30代男性52.8%に対し、秋田35.4%・山形36.8%・富山35.2%と地方は低い。この差の背景には複数の要因がある。
地方では親族・地域コミュニティによるお見合い・紹介の機会が多い。また都市では出会いの機会が多い反面、パートナーへの理想が高くなりがちで、マッチングが難しくなる側面もある。
「結婚したくない」のか「できない」のか
未婚率上昇の解釈は難しい。自由な選択として未婚を選んでいる人も確かにいる。一方で「結婚したいが経済的に不安」「出会いがない」という人も多い。内閣府の調査では、未婚者の多くが「いずれは結婚したい」と回答しており、未婚化は必ずしも「結婚離れ」ではなく「結婚できない」側面も大きい。
統計が示すのは、未婚化が少子化と直結しているという現実だ。未婚のまま子どもを産む選択が少ない日本では、未婚率の上昇がそのまま出生数の減少につながる。
📊 データ出典:記事内のデータは政府統計(厚生労働省・総務省・国土交通省等)をもとにしています。
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